白雪姫〜愛は何処から生まれてくる?〜



雪のように白い肌に、

血のように赤い唇、

大理石のような黒い髪を持つ子供が欲しい









孝子女王は毎日完璧で美しい自分の子供が欲しいと願っていた

孝子女王には子供がいた

しかし理想の子供ではなかった





雪のように白い肌

血のように赤い唇

大理石のような黒い髪





そんな子供が欲しかったのだ





肌は白い方だがそれより白いファーを首に巻き

何でもお喋りな口

髪はオレンジがかった茶色





これが孝子女王の子供だった



その名も



レオ雪姫



理想にかなっていない子供

孝子女王より優れていることはほとんどないのに

何故か人気がある



そんな孝子女王にとって好ましくないレオ雪姫





「こんな子生むんじゃなかった。」



ついぽろっとそんなことを言ってしまった

この言葉の弾みから孝子女王はレオ雪姫を妬むようになってきた







「鏡よ鏡よ鏡さん。この私とレオ雪姫どちらが美しいか。」



「もちろん、孝子女王です。」



鏡に問いかけては自分の方が上と聞き安心していた







あの日が来るまでは







#####あとがき#####

ちょっと設定が無理矢理すぎたかな。
まぁ、赤ずきん同様続けばなぁと思います。
私はレオ雪姫より孝子女王の方が好きです。(聞いちゃいね

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