コーヒー





なかなかいい詞が思い浮かばない



煙草を吹かしコーヒーを入れた











コーヒーを一口すする



何故か妙に苦かった





「ふぅ、どうしたんだ俺。」





いつものように詞が書けない







スランプは誰にでもあるんだ

それが今俺にあるだけ







そう言い聞かせまたコーヒーをすすった











「詞が思うように書けないんだよね。」



「うん。でも、そう悩んだりした方が良い詞が書けたりするんじゃない?」





加藤さんに相談して

こういう返事が返って来たのは正直助かった





「なにか、悩みでもあるんじゃない?そっちに気を取られてるとか?」



「う、ん。」



「その悩みを解消してからの方が詞も書きやすいと思うよ。」





そう言って加藤さんは行ってしまった







悩みかぁ









無くはない













好きな人が出来た











まだ気持ちを伝えてない



それが





もやを作って詞を書くことを妨げているのだろうか















「洋輔、なんや悩んでんのか?」



「え。な、なんで?」



「加藤くんがな、洋輔おかしいから行ってみてこ言うねん。」



「あぁ、そっかぁ。」



「あ、コーヒー持ってきてん。ほい。」





渡されたコーヒーをのぞき込んだ



真っ黒な液体がカップの中で軽く渦を巻いている





「アリガト。」



「なぁ、洋輔。悩みがあるんやったら相談乗るで。」



「うん。」



コーヒーを一口すする





やっぱり苦い



俺にブラックは合わないのだろうか







「あ、洋輔。もしかしてブラック駄目やった?」



「あ、ううん。ダイジョウブ。」



「そう。駄目な人って駄目みたいやから。」





横で笑っている顔



なぜかこの顔にドキッとしてしまう





「なぁ、洋輔。好きな人とかいるん?」



「う、げほっげほ。」



「わ、ごめんごめん。悪かったわ。」



「う、ううん。なんでまた?」



「いや、ただ詞を書いたりするのってそう言う所から書けたりするやん。」







「俺の好きな人知りたい?」



「え、教えてくれるん?知りたいわぁ。誰なん?」



「おっくんだよ。」



「え、っと。え?」





戸惑っているおっくん



そりゃぁそうだよな



男にしかも仕事仲間に告られて





「ほんま?ええん?こんな男好きになって?」





意外な返答に俺が戸惑ってしまった





「え?どう言うこと?」



「だから俺、洋輔のこと絶対に幸せに出来るとは限らへんで?

 それでもいいん?」



「え、おっくんは・・・。いいの?俺に好きって言われて。」



「そんな、ええに決まってるって。」



「じょ、冗談じゃ無いんだよ?」



「分かってる。」





「・・・・ぐすっ。」



「わっわっ、洋輔泣かんといて。」







泣けてきてまたコーヒーを一口すすった





今度は苦みは感じなかった





「なぁ、コーヒー冷めたやろ?また入れてくるから、まっときや。」







今度渡されたコーヒーにはミルクが入っていた





「洋輔、幸せに出来るよう俺も頑張るから。

 洋輔も詞書けるようになるんやで。」







コーヒーをすすると



かすかな甘味が口に広がった







今度は俺がおっくんにコーヒーを入れてあげよう







かすかな甘味ではなく



極上の甘味が感じられるコーヒーを











       <1000 SE,TSU,NA様 リクエスト>



#####謝罪#####

こんなやつにリクエストしていただきありがとうございます。
こんなのしか書けないのが残念なんです。
いや、精一杯なんですよ。これが。
私なりの愛なんです(ウザイですね
こんな物ですが受け取って下さい。
私なりの愛がこもっていますから(迷惑
では、ありがとうございました!
                 <望月>









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